台北駅と北門駅の近くにある(国定古跡の承恩門の近く)
国立台湾博物館‐鉄道パークは、
日本統治時代に政府が運営していた鉄道施設です。
第二次世界大戦の後、台湾鉄道管理局に統合されまして、
1992年に台北市政府は鉄道部の建物を三級史跡に指定しました。
2009年からは台湾博物館がこのエリアの土地や建物を担当しています。
途中で改装がありましたが、今年(2020年)ついに再開されました。
国立台湾博物館‐鉄道パークの前には、
国定古跡の承恩門があります。
鉄道パークの園内のチケットカードには、
国立台湾博物館の4つのゾーンのイラストが描かれています。
(4つのゾーンはすべて台北駅周辺にあります)
4つのゾーンをまとめて購入すると、
購入日から1ヶ月以内は博物館、古生物博物館、サウスゲート博物館、鉄道公園を1回ずつ見学することがでて、たったの130元でとてもお得です!
今回私は鉄道パークのチケット(100元)だけを買って見学しました。
QRコードで発券されているため回収されず、
使用後は記念品として保管することができます。
会場に入ると、まず、
旧線路の鉄道地図や台湾鉄道の歴史記録、
貴重な鉄道部品などが展示されています。
また、創設初期の鉄道切符がどのように
作られたのかを見ることができます。
これがチケットを作るための型です。
その時の社員証や乗車関連の展示です。
ここは駅のレプリカです。
中にはチケット売り場や荷物置き場などがありました。
当時はインターネットがないので、
おそらくこの場所でいろいろな出会いや別れが繰り広げられたと考えると、
とても感慨深いです。
国立台湾博物館‐鉄道パークの庁舎だけで1、2階の広さがあります。
室内の内装は洋風、室外の建物は和風です。
1919年(大正8年)に建てられた八角形の男性用トイレです。
スタッフは男性が中心のため、トイレは男性用だけでした!
1階の裏側には1908年に完成した鉄道ホテルの紹介もあります。
これは、台湾総督府鉄道部直営の鉄道ホテルで、
当時台湾で最初で唯一の洋風ホテルでした。
鉄道ホテルは赤レンガで作られたドイツ風の建物で、
天井の高いホールやシャンデリアがあり、
とても高級感のあるホテルでした。
鉄道ホテルのレストランではアフタヌーンティーの再現展示もあります。
当時の保管庫には何が保管されていたのでしょうか?
様々な電車の交通標識があります~
このエリアは、台北市政府が鉄道部の修復の際に残すべき遺物と考えていまして、そして最終的にはこのような形で再現することにしたそうです。
1970年から1980年にかけての台北駅周辺の様子の模型です。
館内には貴重な歴史的遺物が多数展示されています。
国立台湾博物館‐鉄道パークは2階建てしかありませんが、
それぞれの展示場で多くの時間を過ごすことができます。
鉄道の歴史が好きな方はもちろん、
お子様連れのご家族にもピッタリの場所だと思います。
【国立台湾博物館‐鉄道パーク】
住所: 臺北市大同区延平北路一段2号
電話番号: (02)2558-9790
駅:北門駅/台北駅
営業時間:
火曜日―日曜日:9:30―17:00
※祝日・連休は営業
休館日: 月曜日、台湾の大晦日と旧正月元日
チケット料金:
鉄道パーク 全票:100元|半票:50元
全エリア見学 全票:130元 |半票:65元
公式サイト: https://www.ntm.gov.tw/jp/content_178.html