いきなりですけど、、、、
2021年初めいまだコロナの影響で各国の移動が制限されている中、
夫の仕事の関係で中国に渡航することになったので、
今回はその詳細について皆さんに紹介しようと思います!
夫は日本で中国のビザを取得する必要があったので、先に台湾から日本に移動して隔離、そしてビザ申請完了後、日本から中国に移動して隔離生活を過ごしました。
中国での隔離生活の情報がネット上にほとんどないので、
出発前は少し緊張していましたが、幸いにも無事に隔離を終えることができました。この記事では出発前から隔離までの流れをまとめていますので、
今、コロナの時期に中国に行かなければならない方の参考になれば幸いです。
(※注:隔離の方針は日々変更がありますし、中国国内の地域によっても方針が異なりますのであくまで参考情報としてみてください。)
【日本成田機場-深圳機場】
私たちの目的地は深センです。
現在、日本から深セン空港までの便は非常に少ないので、
ほとんどの人が広州の空港を利用しているようですが、
今回は幸運にも深センまでの直通便を予約することができました。
★出発前の準備:
1. フライトの2日前に
中国指定の施設でPCR検査と血液のIgM抗体の検査を行う必要があります。
2. 核酸検査報告書は写真を撮って専用のアプリにアップロードする必要があります。アップロード後の中国の審査に時間がかかるので、報告書を入手したら早めに専用アプリの【防疫健康碼國際版】に登録してください(私はアップロード後、1回目のチェックでは10時間ほどかかって、しかも報告書の審査に失敗しました)。審査完了すれば、写真のように緑色の健康コードを取得できます。
★空港(出発):
1.チェックインに並んでいるとき、担当の人に緑に健康コードがあることを確認されます。
2.その後、「中国海関健康申告書」のQRコードから別の申請を行います。
パスポートや電話番号だけでなくどこの国、地域にどれくらい滞在したかなど、いろいろな情報の記入をしないといけないので大変です。メモなどに基本的なことを書いておいて、見ながら申請するとスムースだと思います。
3.チェックイン作業もいつもより確認が多いので時間がかかります。
4.チェックイン完了後、空港係員が近くにいて、2の登録が完了していることを確認された後、体温を測り、さらに別の申請も要求されます。これは中国入国してから、自分の健康状態を証明するためのアプリです。
5.搭乗時に客室乗務員が「中国海関健康申告」の完成したQRコードの確認をします。
★機内:
1. 機内食が配られた後、客室乗務員が乗客に「出入国管理健康申告書」を配ります。英語版と中国語版があります。一人一人に新しい黒ペンも配られます。
2. 途中で3回ほど水が必要か聞かれます。
荷物に余裕があれば余分に持っておいた方がいいかも
3. その後、飛行機の中で2回体温を測定します。
表が渡されて、自分の名前、年齢、測定した温度を記入していきます。
狭い飛行機の中で回しながら記入しないといけないので大変です。
飛行時間が長いとマスクの通気性が悪くって気持ち悪くなりました。
私はペパーミントの香りの油を使って、息苦しい時にはマスク越しに匂いをつけることで気分を落ち着かせました。
★到着時:
1. 飛行機を降りた後はグループに分かれて各種通関、審査などを行います。
まずは係員が空港で記入した健康申告書の確認と検査用ラベルを発行します。
このラベルは申請した資料やPCR検査結果に貼ります。
2. 空港職員が基本情報を再確認した後、A4サイズの紙データが渡されます。
3ページあり、最後のページは自宅住所の基本情報を記入する必要があります。
3. 入国審査では行き先を聞かれます。これはいつもと同じ感じです。
4. PCR検査は外に専用の個室が建てられていて、
改めて異常事態であることを実感しました。
検査は鼻と喉の2回行いました。移動の時、ちょっとでも立ち止まると怒られます。どんどん次のステップに向かいます。
5. 核酸検査が終わったら、
一旦シャトルバスに乗って荷物受け取り場へ移動します。
6. 荷物を回収した後、別のバスに乗ってホテルに向かいます。
★隔離ホテルにチェックインするまで:
1. 空港からホテルまでの所要時間は約1.5時間ほどかかりました。
今回空港からホテルまでの距離が離れていたので結構長かったです。
ホテルは自分で選べないので、運に任せるしかないです。
2. ホテルに到着後も前の1台のバスの処理が終わるまで50分以上バスの中で待機しました。この時すでに夜の1時くらいです。。
やっとスタッフがみんなの荷物を消毒し、下車を開始します。
3. 日本人だけまず先に案内されました。日本語が話せるスタッフもいました。
私の夫が日本人なので、最初の方に降りることができました。
4. バスを降りると、ホテルに入る前にまたいろんな情報記入や連絡先の確認、
精神的なストレスがないかなどの質問をします。
5.チェックインの時に、ホテルの用意する食事を取るか確認されました。
1日3食付きで1人100元です。宅配もできるので、食事なしも選択できます。
私たちは一人分だけ取ることにしました。
また、この時に前払いで宿泊費と食事の料金を払います。
私はWechatで支払いましたが、ホテルによってはクレジットカードが使えないこともあるので、電子マネー、もしくは現金を準備しておかないといけないと思います。
★隔離ホテルでの生活
ホテルの部屋からは一歩も出ることができません。
ホテルの部屋には、ドアを開けるとアラームが鳴る仕組みになっていて、
必要ない時に不用意に開けると大きい音が鳴ってしまいます。
ホテルの廊下には常に防護服を着たスタッフが待機しています。
1日2回10時と15時くらいにスタッフがドアをノックして体温測定します。
時間が結構バラバラなので、びっくりしてしまいます。
宅配の場合はホテルの名前と部屋番号を宅配アプリに登録します。
するとスタッフがホテルの部屋の前までもってきてくれて、ベンチに置きます。
その後、ドアを開けて受け取ることができます。
ホテルの近くにスターバックスやマクドナルドがあったので、気軽に宅配を頼みました。水やトイレットペーパーの備品は最小限だけで、なくなったら有料で追加を依頼する必要があります。タオルの最初に二人分の準備だけで、交換もできません。洗濯機も使えないので、服やタオルは手洗いするしかありませんでした。
★隔離生活のためのおすすめ準備
地域やホテルによってルールが違うので、
持ち帰りや宅配を頼めるホテルもあれば、選べないホテルもあり、
プラス14日間の隔離時間は長いので備品が限られている場合のために準備が必要です。写真は私たちが出発前に準備した生活用品です。
トラベルキットのトイレタリー、使い捨てアイテム(ドライタオル、紙製の下着など)、ドライフードなどがあるととても助かると思います。
そもそも中国での生活に必要ですが、腹痛用の薬を持っていった方が良いです。
夫は旅行中に2回、夜中にも1回お腹の調子が悪くなっていました。
★中国の外送・宅配アプリには淘寶タオバオと大眾點評があります。
もしくは、中国で隔離の時、ホテルの宅配ができればもっと便利だと思います。
私たちの経験は、配送はかなり早いのですが、中国のお正月に隔離していたため、一部の商品の発送に通常よりも時間がかかってしまいました。
私たちの中国渡航をまとめるとこんな感じです。
出発日:2021/02
飛行時間: 約5時間くらい
深セン空港着いてからの時間
(エントリー - 核酸検査など): 約2時間くらい
空港からホテルまで: 約1.5時間くらい
(空港から近いホテルだったらこんなにかからないかも)
夫婦同部屋可能
(夫婦2人で一部屋宿泊:地域によっては夫婦でも別部屋になることもあると聞いていたので、とても不安でした。)
ホテル料金:14泊5600元 (3食付き:食事は一人分)
お会計方法: 前払い(チェックアウト時に領収書取得可能)
生活必需品や食事などの宅配可能
ホテルの初期備品:
水1ケース(500ml24本)、2日分のタオル、ビニールスリッパ2足、洗面用具2セット、ハンガー7本、トイレットペーパー
隔離生活の細かい出来事は別の記事で紹介したいと思います!
この時期に中国渡航を検討されている方の参考になればうれしいです。