今日は補湯(ブータン)という台湾の伝統的な奥深い食文化について紹介します。これは、季節の変わり目などに飲む栄養たっぷりのスープの総称で、台湾人は補湯に含まれる栄養を摂取することで、身体を補強し、季節の変わり目など体調を崩しやすいときでも健康に過ごせると信じているからです。
例えば、冬場には体を温めるために薑母鴨(生姜とアヒル肉のスープ)を飲みますし、出産や手術の後には体をケアする補湯を飲みます。
スープには、塩味や甘味などさまざまですが、共通しているのはほとんどのスープに漢方薬を使っていることです。今日は鍋で簡単に作れる紅棗銀耳蓮子スープの作り方を紹介したいと思います。
紅棗銀耳蓮子スープは、庶民のツバメの巣とも呼ばれています。栄養価が高く、体の熱を取り除き、胃を丈夫にする効果があります。さらに、天然コラーゲンが豊富な銀耳(白きくらげ)は、お肌や美容にもいいんですよ
食材:
- 銀耳(白きくらげ) 2束
- 干し紅棗(干しナツメ) 約20個
- 蓮の実 約35個
- 氷砂糖 小さじ一
なお、私は蓮の実と干しナツメが大好きなので、普通よりも多めに入れています。今回は氷砂糖は少なめにして、干しナツメの自然な甘さでスープの甘さを補うことにしました。
Step 1
白きくらげの先端を切り取り、水に浸す/干しナツメを洗って水に浸す
Step2
蓮の実の真ん中にある緑色の芯を取る
蓮の実の真ん中にある緑色の芯には苦味があり、
甘いスープの味に影響します。私は緑色の芯を取り除いたものを購入しましたが、市場には緑色の芯が入っている蓮の実もあるので、注意していください。
取り除いた緑の芯は水に入れて飲むことができます!
その苦みが眠気覚ましに使用できます。
Step3
全てを一緒にして、約40分煮込みます。灰汁が出てきたら取り除きます。
(トロトロの食感がお好みの方は、さらに1時間ほど煮込むこともできます。)
Step4
火を止めて、氷砂糖を加えます。
Step5
保存ケースに入れて、冷蔵庫で冷やします。
この紅棗銀耳蓮子スープは、
たった5つのステップで簡単に作ることができます。
また、鍋を使うのが面倒な方は電気ポットに放り込むだけでもOKです。
この甘いスープは夏にピッタリだと思います。
暑さを和らげるのに最適ですよ。